どうも。好きや得意なことを仕事にして脱サラをした元会社員のリュウちゃんです。
- 「稼いでいる人はどんなビジネス本を読むんですか」
- 「どんな本を読んだ方が学びになりますか」
という相談を受けます。
確かに、ビジネスをするうえで何か知識やためになる情報が欲しくなってビジネス本を読みたくなりますし、どんな本が読むべきかも気になりますよね。
僕もビジネス初心者の頃はよく
- ビジネス参考書
- 自己啓発本
を読んでいましたが、初心者のうちはビジネス本は読まなくてもいいです。
ビジネス本を読むこと自体があまりよくないです。
今回は、
「ビジネスの勉強をするためにビジネス本や自己啓発書を読みあさるビジネス初心者が、なかなか結果が出ないと悩んでいる、その理由」
をお話しして行きたいとおもいます。
▼この記事の動画版もあるので、よかったら聞き流しでどうぞ▼
ビジネス初心者はビジネス本を読むな
とは言え、ビジネス本を読むのはとても楽しいですよね。
特に自己啓発本は成功者の体験談も含めての話なので、読んでいてすごくワクワクするものです。
実際に刺激にもなりますし、ためになることもたくさんあります。
そんなビジネス本を
読むな！
というのはどういう意味があるのかを説明します。
ビジネス初心者はビジネス本を読まなくてもいい理由
ビジネスは体で覚えるもの
まずはビジネス参考書を読むのがダメな理由についてです。
ビジネスは体で覚えなければ全然意味がないので、座学をしても無駄です。
ビジネス参考書とは、
- 税金関係の説明
- 起業のやり方
- web マーケティングの扱い方
などを書いた専門的な本のことです。
例えばコンビニのアルバイトを始めたばかりだとします。
棚卸し、レジ打ち、接客などを覚えるために、仕事のマニュアルを1日かけて熟読しようとはならないですよね。
よって座学で知識をつけることに集中するのではなく、体で覚えることを最優先にしていかないといけません。
むしろ、体で覚える前に知識で覚えてしまうと、挑戦するのが変に怖くなったりするのです。
自己啓発本を読んでも結果が出ない理由
「ビジネス参考書は読まなくても良いことは分かったけれど、自己啓発本なら問題ないのでは？」
と思うかもしれませんが、これが大問題です。
正直言って自己啓発本の方が良くないです。
自己啓発本を簡単に説明すると、
- 成功者が実践してうまくいったこと
- 成功者が経験したこと
- ビジネスで成功したければやるといいこと
などが書かれている本のことです。
なぜ自己啓発本の方が良くないかというと、成功者の話だからです。
成功者の話だからこそ良いと思うかもしれないですが、具体的に自分がアクションする上で全く参考にならないです。
というのも、自己啓発本の内容は、基本的に抽象的に書かれています。
例えば、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん、貧乏父さん』ですが、とても有名な本であり、多くのビジネス初心者に読まれています。
内容をかなり端折って説明すると、
- 「お金持ちというのは体を使って稼ぐのではなく、お金を使って稼ぐんだよ」
- 「お金を働かせて稼ぎましょう」
- 「お金を稼ぐためには投資するのが一番いいよね」
という話で終わってしまいます。
これでは、「投資が大事なのはわかったけど、結局何から始めたらいいの？」と悩んでしまいますよね。
疑問に思うようならまだ良いのですが、自己啓発本を読んだ人は何も疑問に思わずに「あぁ、勉強になったなぁ」で終わりにしてしまう。
つまり成長したつもりになっただけで全然変化していないのです。
この成長したつもりになることに慣れてしまうと、アクションするくせが全然つかなくなってしまいます。
つまり稼げない体と脳みそになってしまいます。こうなってしまうと最悪です。
実際に僕よりビジネスの知識があるけれど、全くお金を稼げない人がたくさんいますが、まさにこういうことなのです。
ビジネス本の一番いい使い方
以上が、ビジネスで成功したければビジネス本を読まなくてもいい理由です。
今まで、ビジネス本を読むことのデメリットについてお話ししてきましたが、次は「ビジネス本のいい使い方」について解説します。
ビジネス参考書は専門用語を学ぶのに使える
まずビジネス参考書ですが、これは専門用語をただ学ぶだけだったら使えます。
例えば「コピーライティングを学ぼう」というビジネス参考書があった場合、
- コピーライティングそのものの意味
- どういう効果があるのか
- どういう場面で使うのか
- どんな種類のコピーライティングがあるのか
など、事細かに言葉の意味や効果が理解できるのですごく便利です。
ただし、何度も言うようにビジネスは頭で覚えるのではなく体で覚えるものなので、読んだだけでスキルが身につくわけではないので気をつけてください。
ちなみに、コピーライティングとは、
- 文章を書いてお客さんに商品購入していただく
- ボタンをクリックしてもらって別のサイトに飛んでもらう
などのテクニックのことです。
自己啓発本は、初心者は「やる気」が出て、ビジネス経験者は「新しい戦略」が見つかる
次に自己啓発本ですが、ビジネス初心者かビジネス経験者かによって使い方が変わります。
まず初心者の場合は、自己啓発本を読むと「やる気」が出ます。
つまり成功者の体験談が内容になっているので、非常に刺激になります。
さらに言えば、夢を見せてくれたり、モチベーションが湧いたりするといった具合です。
ただし刺激が強すぎるからこそ、書いてある内容をそのまま実践したらうまくいくというような捉え方はしない方がいいです。
あくまで「本の人物はこうやって成功したんだな」という程度におさえておいてください。
次にビジネス経験者の場合、自己啓発本を読むと「新しい戦略」が見つかります。
ビジネス経験者は、読み手がある程度利益が出せているので、その人なりの成功する上での法則はすでに見つけているはずです。
その上で、他の人が成功した考え方を学ぶと「なるほどね」となるわけです。
既に成功した基盤があるので、もう一度自己啓発本を読み、書かれていたことを実践すると、また新しい結果や利益が生まれることになるのです。
つまり自己啓発本というのは、実はビジネス初心者向けではなくビジネス経験者向けの本なのです。
「はじめにそう書いて！」と思うかもしれないですが、ビジネス初心者が読むととにかく夢物語にしか感じないのです。
具体的な戦略をうつということには、まずならないです。
一方、ビジネスの自己啓発本は経験者になってから読むとものすごく勉強になります。
上記で申し上げた『金持ち父さん、貧乏父さん』も、ある程度の利益を出した後に読んでみたとき、
- 「ああ、確かに勉強になるな」
- 「こういう感じにお金を使って、広告を打ってみよう」
- 「お金で働かせてみてどんどん引き出してみよう」
など新しいアイデアが具体的に生まれるので、そういう意味では本当に勉強になります。
以上がビジネス本の使い方です。ぜひとも参考にしてみてください。
まとめ
ここまでの内容をまとめると以下の通りです。
- ビジネスは体で覚えるもの
- ビジネス本は勉強した気になるだけで成長しない
- ビジネス参考書は専門用語を学ぶだけなら使える
- 自己啓発本を読むと「やる気」が生まれ、ビジネス経験者は「新しい戦略」が生まれる
では、ビジネス初心者が本を読みたいという場合はどうすればいいのかについて解説していきます。
刺激を与えることは間違いないので、学びのためではなくやる気を上げるために読む
ビジネス本は刺激になることは間違いないので、学びのためではなく、やる気を上げるために読むといったスタンスがいいでしょう。
読んだらやる気がものすごく上がりますが、落ち着いてくると後からとても疲労を感じます。
非常に刺激になって脳みそをたくさん使います。楽しく読んでしまうからこそ、とても集中しているわけです。
読み終わった後に、少しぼーっとしたら疲労感がどっとくるので、自己啓発本にはまらないようにした方がいいのではないかと思います。
自己啓発本はエナジードリンクのような役割だと認識しましょう。
稼げるようになりたければ、本を読むよりも人から直接習う方がいい
稼げるようになりたければ、本を読むよりも直接人から習った方が確実に良いです。
何倍も速く結果が出ます。
もちろん人から習うとお金もかかるはずなので、じっくり考えて後悔しないように進めてください。
あなたにやってほしいこと
ビジネス本を、部屋に5冊以上置かないこと
あなたにやってほしいことがあります。まずビジネス参考書、ビジネス啓発本問わず、ビジネス本を5冊以上部屋に置かないことです。
なぜかと言うと、たくさんのビジネス本があると影響を受けすぎて、自分自身の考え方が全く育たなくなるのです。
ビジネスで成功する人は全員それぞれオリジナルの考え方を持っています。
もちろん他の成功者の考えを学ぶこともすごく大事ですが、5冊もあれば十分です。
それ以上あると学びになるどころか「毒」になってしまいますので処分してください。
すでに5冊以上ある場合は、近所のブックオフに持って行ってください。
「本当に良いビジネス本」は毎日読んでも学びになりますし、何回読んでも飽きません。
5冊とは言わずに3冊以下でも十分ですし、もっと言うと1冊のみでも十分です。
自己啓発本は『7つの習慣』だけでいい
個人的にオススメの本は『7つの習慣』という本で、この本だけで十分です。
この本はどんなに稼いでいない人であっても、億万長者の人であっても学びになる最強のビジネス本です。
どのビジネス本を買おうか迷っている人は、『7つの習慣』だけ買っておけば十分です。
ぜひともビジネス本とうまく距離を作りながらビジネス活動に活かしてみてください。
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